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入れ墨という呼び名に関して4


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刺青を「入れ墨」と表記しているのをたまに見かけるが、
これは彫り師にとってはあまり好まれる言い方ではない。

呼び名は両方とも「いれずみ」と読むが、
意味合い的にはこの「刺青」「入れ墨」ではだいぶ違う。

「入れ墨」というのは、昔に刑罰として使われたものを指して言われる事が多い。何か犯罪を犯したものが腕や顔などに線や文字などをいれられる犯罪者の印として使われた刑を「入れ墨刑」と言った。

そういった理由から、「入れ墨」という言い方は単なる「墨を罰としていれた」「ただ、墨を体に入れた」という意味合いで使われることが多い。

対して、「刺青」というのは谷崎潤一郎氏の小説から生まれた言葉だといわれているが、こちらの方が「美」としての刺青を表すのによく使われている。

刺青の絵柄が洋風であるのならば、それは「tattoo」だとか「ワンポイント タトゥー」だとか呼ばれる事が多い。

和彫りの刺青に関しては、「彫り物」などと呼ばれることが多い。

その他、倶梨伽羅紋紋の絵柄から「もんもん」などと呼ばれたり、関西では「がまん」と呼ばれたりする。「がまん」という言葉の語源は、もちろん彫り物を入れるには我慢しなければ耐えられない痛みである事に由来している。

彫り師やタトゥーアーティストにとって、「刺青」を「入れ墨」と表記していう事はあまり好ましくない、というのが定説だ。
なぜなら、「入れ墨」というのは単なる「犯罪のしるし」というイメージが強いからである。

逆に、彫り師の方でもその事実を皮肉って、わざと自分の名前や屋号に「入れ墨」という看板をかかげる人もいる。


irezumi3 at 10:00│TrackBack(0)clip!刺青:刺青とは 

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